フェリーニ 「道」に寄せて。

(Wed)

Posted in 未分類

012_20110216091638.jpg




言葉は時にフェリーニ、「道」のラストシーンのように
全ての音から言葉を飲み込んでしまう。

ずっとザンパノのことを考えていた。

このやりきれない怒りのようなものが
かなり昔に観て以来胸の奥の方でチクチク痛んでいた。ずっとあの日から。
そして再びまた観てしまったのだ。

きっとあの荒涼とした時代背景のせいなんだと・・・・
時に貧困は人格を滅ぼす。
他者を甚振ることで己の「生」を確認する。

誰しもが彩られた人生を送るわけではない。

石のように硬い心と鎖された錠で自らを覆いながら
誰をも受け入れなかったザンパノ。
そんなどうしようもない男だと分かっていながらも
彼に付いていくジェルソミーナ。

大男の凶暴性、貧しさ故の悲哀に心を寄せても尚、如何ともしがたく気持ちのやり場を失う。

暴力と酒と女、大道芸(と言っていいいのか)の日々。

何度観てもやはり如何ともしがたく切なく哀しい。



あの時代だったからこそ生まれた名作。

豊かなこの時代に置いては二度と生まれないだろう。

どんな風に喜ぶか、涙を流すか。
人の感情さえももはや操られているこの時代は創りものに溢れている。

感情のツボは皆等しく同じで多くの人々が同じ気持ちを共有し合えることに情熱を傾けた作品の多いこと。
ゲイジュツや音楽までもがもはや民主主義に傾いているなんて!!!


偉そうなことを言うつもりはないがたったひとつ分かっているのは
ほんとうの気持ちは自分の中にあるってこと。

だから私は自分に正直でありたいといつも願っている。
自分に嘘はつけないものね。



La Strada 「道」



009_20110216092046.jpg

ホワイトスター 
花言葉 信じる心

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。