(Tue)

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(昨年夏、自然に自生した芙蓉の花。鳥さんのプレゼントは今年2mを越している。9/20撮影)





敬老の日の朝、NHKでヒューマンドキュメンタリー「画家・堀文子 93歳の決意」を見た。

堀さんのことはこの日初めて知った。
彼女が画家だということを。そして93歳になった今も尚描いているということ。

彼女の話は93歳になる女性と言うより
大変失礼だが御歳を半分にしても若い程フレッシュな発想とエネルギーに満ち溢れていた。
自ら日本画壇とは無縁と言い、画壇をカッコ悪いと感じるそうだ。

堀文子氏を、作家・戸井十月氏がインタヴューした。(戸井氏もまた素敵なライダーなのだ!)

戸井氏とは、十数年前からの友人ということだった。

「群れない、慣れない、頼らない」ことを絵の仕事の基本として
自らを職人と呼ぶ。

何てカッコいいんだろう!!!!

群れない、慣れない、頼らない!と言い切る彼女。
私も出来たらそう生きてみたいものである。
・・・到底無理だろうが・・・

”孤高の画家、堀文子”という表現がハマる。

美とは、普通の何気ないもの、命のようなものだとおっしゃっていた。

そして、93歳になり、ようやく自分の中に死が入り込み、生と共存している。
またその事が、随分と心を落ち着かせるという。
だから死を恐れていないと言う。
若輩者の私が言うのも僭越だが何となく理解出来るような気がした。
死を恐れる人間は多いと思う。
無宗教の私はここ数年何となく感じている事である。
死が自分の体の中に入り込んで来ていること、それは具体的に言うならば臓器の不調や
自由に動かない手足の状態であったり、日常生活において不便さを強いられることを始めとし、
そして彼女自身しか分からないことかもしれない体の変調もあるだろう。
だが彼女は何も恐れてはいない。
自然に受け止めそして筆を動かしている。

歩く彼女は足腰が寄る年波にはやはり勝てないのであろうか・・だいぶ弱ってlきているようだ。
車椅子のシーンも多く見られた。


がしかし!

口から出てくる言葉は生き生きと私の心へ到達したのだった。
93歳堀文子の言葉はキラキラと輝き、生きている真(まこと)の言葉だった。
まさに私の体内の臓器の隅々まで染み渡ったような気がした。


彼女は自らの作風に拘ることなくいろんなスタイルでいろんなやり方でモノを生み出している!
好奇心旺盛な93歳に圧倒された。今でも尚作風は変化し続けているのである。

若かりし頃世が偏見で満ちていた時代、彼女は科学者になりたかったそうだ。
今でも美術系の書籍を見るより、科学本を見ているという。

43歳で夫と死別後彼女は世界放浪の旅へ向かう。

そして世がバブル時代のときはイタリアでアトリエを構え制作活動をしている。
アマゾン川、マヤ遺跡、インカ遺跡などへも行った。
82歳の時はヒマラヤ山脈へ高山植物ブルーポピーを求めて行った。
なんという好奇心と行動力!
自然の中に存在するモチーフが多く「花の画家」と呼ばれていると言う。

自分を何にも囚われることなく自然に行動出来た堀さんは凄い。


群れない
慣れない
頼らない”



この言葉を私は噛み締めている。


再放送があったら是非みなさん見てください~!









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