(Wed)

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たったひとつのことばに

こころが洗われた



たったひとつのことばに

こころが振動した



言霊は空間に浮遊して

ポトンと

いちばんやわらかいところへ落ちた



薄明かりのあの場所で

やさしい時間がながれてく


なにひとつ

混じりけがなく


なにひとつ

尖ったものもなくて。



気がついたら

わたしは星が降り注ぐあの山で

毛布に包まって聴いてた

あの昔のことちょっぴり思い出して

急に切なくなっていた。




スズムシもこおろぎも

夕べは鳴くのを忘れて

きっと窓の外で聴いていたね。






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昨夜、工藤直子さんと翻訳家のウィリアムエリオットさんの朗読会へ行ってきました。
大好きな月印ですてきな夜の時間を過ごすことができました。
先生は想像通りの方でした。
とてもエネルギーに満ち溢れていて、小柄ですが大きな方でした。
ご本人の書いた詩がご本人の言葉で聴けるのはとても幸せなことです。
参加させていただき本当に良かったです!
ありがとうございました。


工藤さんの詩は娘も大好きで親子で読んでいます。
ほんとうは娘も連れて行きたかったのですが、何せ多感な十代。
(でも前日まで悩んでいたんですよ^^;)
結局行かず終いでしたけど。

娘が小学4年生だったかな・・
彼女が書いた詩が賞を頂いたことがありました。市の何かのコンクルールだったと思います。
その時はこの子にこんな才能あったの~?!なんて親ながら驚いたことを覚えています。
内容は確か季節(春夏秋冬)のことを書いた詩でした。
ことばあそびがとってもうまいなーなんて親ながらその詩を見て感心しました。
で、やっぱりそこは親バカ(笑)、「あら、もしかして行く末は詩人?小説家かしら~?」なんて
(今思うと大爆笑なのですが)思ったものでした。

え、今?ダメですよー、全然(苦笑)
詩を読むのはすきですけどね。
親子で同じ本を共有できる年頃になってきたのは嬉しいことだと思ってます。
詩の本のみならず、最近は小説も共有しています。
ちょぴり嬉しいことですね、こういうこと。
そしてやはり親子・・琴線の部分で似たようなこと共感しているといこと。
DNA恐るべしです(笑)




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あいたくて  工藤直子 「新編 あいたくて」より





だれかに あいたくて

 なにかに あいたくて

 生まれてきた
 
そんな気がするのだけど

 
それがだれなのか なになのか

 あえるのはいつなのか

 おつかいのとちゅうで

 迷ってしまった子どもみたい

 とほうにくれている


 それでも手のなかに 

 みえないことづけを

 にぎりしめているような気がするから

 それを手わたさなくちゃ

 だから 


 あいたくて







工藤直子 あいたくて 絵 佐野洋子
 

新潮文庫 ¥460
(この作品は「あいたくて」1991年9月、大日本図書刊に新しい詩を加え、編み直した詩集です。)


おすすめな詩集です!




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