(Fri)

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人生あと残りどれくらい?
なんてことも美しい花を見る度に思ってしまう
今まで思わなかったこと、考えるのをやめてたこと
現実味が出てきた歳になる。
老いることも
最後のことも
それは誰もに訪れる平等なこと
太陽が地球を平等に照らすように。

太陽の光の中で
曇り空の空の下で
そぼ降る小雨の中で
暮れゆく夕闇の中で
光りの無い闇の中で

完璧な姿で咲くのは最高だけど
うな垂れて
時には思慮深く
ある時は狂ったように乱れ咲く
そんな花達にも心動かされ
年甲斐もなく狂気乱舞する
隠されてるエネルギーに気づかされる
身体は疲れているのにまだ熱は燻っていたのだ

人はその得体の知れない衝動に動かされる


見る人の心象が
育てた人の姿が
そこに映る


古代の昔より数百年生きてきた薔薇たち
見る者を魅了してきた歴史がある
人種を超え宗教を超え
この地球上で愛されてきた愛しい花

今も変わらずただ静かにそこに咲き誇る

街中の片隅に
田舎の畑に
学校の校庭に
住宅街の家々の庭に
レストランの庭先に
公園のそこかしこに


しょぼくれていく己をしばし忘れられるひととき
みな無いものを強請り、美しいものに心を奪われる
貪るように恋焦がれ私はアホウドリのように鳴く
頭から足の爪先まで何も考えられず現を抜かす
この輝きの季節の中で
正常な判断力などなく
ただただバラに平伏し跪く
そして深くため息と
忘れていた深呼吸をする

寝静まった夜
扉を開ける
暗闇の中で薔薇たちは静かに香っていた

何も言わずただ
ただ咲いていた。




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