(Mon)

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漕いでも漕いでもただっ広い海の上にいる

目的地など果たして初めからあったのか

塩辛い海の水は喉が渇く

散り散りに破れた洋服の隙間からは

陽に焼けた肌が見えるがもはや精彩を無くし皮膚は弛んでいる

眩しい太陽は人間が動作しているかのように正確に現れ

永遠を指図するかのように照らす

労働を促すようにまたは急き立てるように。

今日も何処かで産声が上がり

誰かが何処かで静かに目を終じる

そして何処かで歯車のように人々は動き出す

何の歯車だ

何の為に動く

昨日と同じように出来たら良しとしようと

はにかむ善良な人達と

薄ら笑う根無し草の旅人達

逃げるところなど何処もないのに

己の小さき宇宙の海をゆらゆら、ゆらゆら

彷徨い放心しながらも今日もオールにしがみ付く

暗闇の中マダムイザークペレールが咲いていた

せせら笑っているかのように


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