(Sat)

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左から右へ注がれる光を描いた

お馴染みの構図をリフレイン、何度も。

写真が無かった時代の340年前のこと

何を切り取りたかったのだろう

精密な目と巧妙な筆捌き

見れば視るほどに識りたい

感じたいと切望する

四角いキャンバスへ封じ込められたストーリー

憶測が渦巻き人々は蒸気しながら語らう

想像を超えた宇宙のような

瞬くものを

この眼で見たい

彼の伝言は平衡してこの時代へスライドしてるだろうか

私にも手紙は読めるだろうか?

真実は静かに眠っている

あたたかい土のずっとずっと深いところで

フェルメールは薄ら笑いしているかもしれない

彼の絵画に逢いに行きたい

近くで感じたい

想いは募るばかり


「眠る女」

私の好きなフェルメールの初期作品

残念だけど所蔵が違うから来ないのだ

あの絵の未熟さあるいは成熟さが混ざったような

今後起こり得る何かを秘めている。

と、おおいなる個人的な感傷ではあるけれど。


崇拝して止まない福岡伸一氏はこの絵画を

”フェルメールの過渡期の逸品”と賞賛している。


光りの粒だちを表現する一歩を踏み出した作品かもしれない。


来訪するフェルメールの絵画が疲弊していないことを願う

叶わぬことではあるができれば心ゆくまで

たったひとりで眺めたいと想う・・・

そんなチャンスはあるとは思えない


灯りが落とされた深夜の美術館を想像する

魂たちは揺らめき一斉にひそひそ語り出すも

あくびをしている警備員は何も気づかない。








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